気になるけれど、まだ触れていない
周りの人がChatGPTを使い始めていて、自分もそろそろ、と思ってはいる。でも画面を開いても、あの入力欄に何を書けばいいのかが分からなくて、そっと閉じてしまう、、、。そんなことはありませんか?
変な答えが返ってきたらどうしよう、間違った使い方をして困ったことにならないだろうか、と考え始めると、なかなか手が出ません。使いこなしている人の話を聞くほど、自分には難しそうに見えてくることもあると思います。
いちばん初めての人のチラシが、いちばん良かった
私は、ChatGPTでチラシを作るワークショップを開いています。3時間で、自分の仕事のチラシを1枚作って持ち帰る内容です。その第2回で、印象に残ることがありました。
参加された3名のうち、お一人はChatGPTがほぼ初めての方でした。ふだんからAIを使い慣れている方も同じ回にいたのですが、できあがったチラシの完成度がいちばん高かったのは、その初めての方だったんです。
なぜそうなったのか? ワークショップでは、何のために、誰に、何を作るのかといったことを、7つの質問に沿って書き出してもらいます。この回で仕上がりを分けたのは、ツールの慣れではなくて、その質問にどれだけ答えを書けたかでした。初めての方のチラシは、お客さんの不安に正直に触れる内容で、ほぼそのままでいいという評価だった訳です。
第2回では、慣れよりも、書き出した中身のほうが仕上がりに出ていました。
渡すのは、ふだんお客さんと話していること
ChatGPTに苦手意識があると、まず使い方を覚えなければ、と考えてしまうものです。けれど第2回で起きたことを見るかぎり、先に用意するのは渡す中身のほうで良さそうです。チラシに限らず、最初の一回はもっと小さく試せます。
中身といっても、特別なものを用意する必要はないと思っています。あなたのお客さんはどんな人で、何に困っていて、あなたはそれをどう手伝っているのか。ふだんお客さんと話している内容そのものです。お客さんと向き合ってきた方なら、もう頭の中にあるのではないでしょうか。
最初にやる1つは、3行書いて渡すこと
私なら、最初の一回は次の3行から始めます。自分の言葉で書いて、そのままChatGPTに渡すだけです。
- 私のお客さんは、どんな人か。
- その人は、何に困っているか。
- 私は、それをどう手伝っているか。
3行のあとに「これをもとに、自己紹介の文章を作ってください」と一言足せば、それで十分です。きれいな文章に整える必要はなくて、話し言葉のままでかまいません。
この3行が、ChatGPTに渡す最初の材料になります。
怖さのひとつは、何を入れていいのか分からないことかもしれません。お客さんの名前や連絡先のような、個人が分かる情報は入れずに書いておくと、あとで安心です。「50代の女性で、体調のことで悩んでいる方」のように、誰のことか分からない形で足ります。
返ってきた文章が、しっくりこないこともあると思います。そのときは「もう少しやわらかく」「もっと短く」と、人に頼むのと同じように伝え直せます。ワークショップでも、何度直しても思うようにならなかった方が、新しいチャットを開いて最初から頼み直したら、仕上がったことがありました。変な答えが返ってきても、やり直せば済みます。
一人で止まってしまうときは
3行を書こうとして、2行目や3行目で手が止まることもあると思います。じつは第3回のワークショップで、こんな感想をいただきました。自分の強みは、聞いてもらって初めて言葉になった。一人で考えていたときは「特にない」と思っていたのに、質問されると次々と出てきて驚いた、だそうです。
書けないのは、中身がないからとは限りません。もし止まってしまったら、身近な人に「私の仕事って、どこがいいと思う?」と聞いてみるのも良さそうです。私のワークショップでも、第3回からは、お互いに聞き合う時間を軸にしています。次回の日程はまだ決まっていないので、決まったらLINEでお知らせします。
次回の案内を受け取る(LINE)
まずは今日、3行だけ書いてみませんか。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。