入口に何を書いておくかで、入ってくる人は変わるのかもしれません。(イメージ図です)
申込みがあったのに、面談のあとにどっと疲れる
申込みの通知が来て、うれしい気持ちで面談に向かう。ところが、話を聞くだけで終わってしまったり、料金の話になったところで、そっと距離を置かれたりする。面談が終わったあとに、どっと疲れてしまう、、、。そんな日はありませんか?
そうなると、「自分の伝え方が悪いのかな」と考えてしまいますよね。
先日、体や食事の講座をしている、ある講師業の人たちの会議の記録を読んでいて、似た場面での向き合い方に出会いました。その中で語られていた「申込みの前に、合わない人を書いておく」という工夫が、とても印象に残ったんです。
ある講師業の人が、申込みの前に書いたこと
断りたいけれど、断りづらい。申込みをしてくれた人を前にすると、そう感じてしまいますよね。
会議で、ある講師業の人は、長いコースを決めた人たちを見返して、早く決まった人には、自分のために使えるお金がある、という共通点に気づいた、と話していました。そこを狙っていこう、という流れの中で、申込みの時点で、「話だけ聞きたい人は合いません」「お金をかけずに痩せたい人は合いません」と書いている、とも話していました。広告の文面にも書いたそうです。
申込みのページに、何を書いておくか。手を止めて考える時間も、集客の仕事です。(イメージ図です)
お金は書いて、時間は書かなかった
「合わない人」を書くなら、お金のことだけでいいのか。ほかの条件も書いたほうがいいのか。迷いますよね。この話には、続きがありました。会議にいた別の講師さんが、時間が取れない人のことは書かないのか、と聞いたんです。
答えは、「そこは書かない」でした。時間が取れるかどうかは、本人のやる気次第で変わる。言い訳として挙げれば、条件はいくらでも出てくる、という理由でした。
この線引きを、私はこう受け取りました。お金は、申込みの時点で、お互いに見える条件です。一方で時間は、気持ちが動けば、つくり直せることもあります。だから、見える条件だけを書いて、気持ちで変わるものは本人に任せる。そう考えると、書く条件と書かない条件を無理なく分けられる気がしますが、もちろん、これが正解だと言いたい訳ではありません。
「合いません」は、選り分ける言葉にも、安心させる言葉にもなる
ただ、書き方には気をつけたいところがあります。「お金をかけない人はお断り」のような言い方は、読む人に冷たく届いてしまうことがあります。来てほしい人まで、身構えてしまうかもしれません。
私は、「合わない人」を書くときは、「合う人」も一緒に書くのがいいと思っています。「こんな方に向いています」と「こんな方には合いません」を並べる。そうすると、合う人は「これは私のことだ」と安心しやすくなりますし、合わない人が、自分から静かに離れてくれることもあるかもしれません。そううまくいくとは限らないのですが、断るためというより、来てほしい人を安心させるために書く。その気持ちで書いた文言なら、冷たくは届きにくいと思います。
まだ分からないこと
正直に書いておくと、この文言を入れたあとに、申込みの中身がどう変わったかは、会議の記録には出てきませんでした。ですから、「書けば合う人だけが来る」とは言えません。
それでも、申込みの前に、誰に向けた場所なのかをはっきり書いておく。それ自体は、やってみる価値のある小さな工夫だと思います。申込みのページに手を入れるのは、広告やSNSの投稿を増やすより、ずっと軽い作業ですから。
あなたの申込みページに、「合わない人」を1行だけ書くとしたら、何と書きますか。「合う人」の1行と一緒に、考えてみてほしいんです。
発信しても問い合わせが来ない悩みは、「発信しているのに問い合わせが来ない。足りないのは投稿数ではなく、発信から相談までの「間」です」でも書いています。売り込みが苦手な気持ちについては、「売り込みが苦手でも、選んでもらえる。合う人にだけ勧めた、売り場での2年間」もあわせてどうぞ。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。