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2026.09.30 ワークショップ報告

チラシ作成ワークショップ第3回|「強み」は、聞かれて初めて言葉になった

自分の強みは、自分では見えにくい。第3回で見えてきたのは、聞かれて初めて出てくる言葉の力でした。

少人数で、じっくりと

9月29日、名古屋市千種区でチラシ作成ワークショップの第3回を開きました。今回は少人数で、一人ひとりの仕事にじっくり向き合う形です。

これまでの2回は「7つの質問に答えて、チラシを1枚つくる」ことが中心でした。第3回は、そこに新しい時間を足しました。「自分の強みを、言葉にする」ワークです。

ホワイトボードに映したスライドの横で、講師がノートパソコンを操作している
今回の会場。スクリーンに映したスライドで進めました。

「うちの強みは?」に、すぐ答えられる人はいない

チラシに載せる中身のなかで、いちばん抜けやすいのが「他社ではなく、なぜうちなのか」です。ところが、この質問にすぐ答えられる人は、ほとんどいません。

そこで今回は、参加者同士で、お互いに質問し合う時間をとりました。すると、こんな変化が起きました。

地域の老舗の教育機関

最初は「歴史が長い」という事実しか出てきませんでした。質問を重ねるうちに、「時代に合わせて中身は変えながら、地域に残ってきた」という言葉が出てきました。年数の長さではなく、変わり続けてきたことが強みでした。

高齢者向け住宅

最初の答えは「制限がない」。それはそれで魅力ですが、他所でも言えそうです。さらに聞いていくと、その奥に「家族との絆を大切にしている」という、この施設ならではの考え方がありました。

印刷会社

「迅速な対応」という強みは、もとから持っていました。ここで聞いたのは「それは、具体的にどんな時ですか?」ということ。すると、急な納期にも応えられる機動力という、お客様にとって意味のある形になりました。

共通していたのは、自分一人では、言葉にならなかったということです。聞かれて、答えて、また聞かれて。その往復のなかで、ようやく「これが自分たちの強みだったのか」と気づけるのだと、あらためて感じました。

できあがった事例から

強みの言葉ができたら、それをAIに渡してチラシをつくります。全員の事例は載せられませんが、公開のお許しをいただいた2つを紹介します。

完成した印刷会社のチラシを映したホワイトボードの前で、参加者と講師が並んでいる
印刷会社のチラシ。「業界歴32年」「リピート率80%」という数字と、社長の顔写真が入りました。

印刷会社のチラシは、「特殊紙、こだわるものをしっかりと形にする。」というメッセージを軸にまとめました。実績の数字と社長の顔が入ったことで、「誰が、どんな会社で」つくっているのかが伝わる一枚になっています。

完成した高齢者向け住宅のチラシを映したホワイトボードの前で、参加者と講師が並んでいる
高齢者向け住宅のチラシ。「その方らしい、これからの暮らしを一緒につくる場所です。」

高齢者向け住宅のチラシは、ワークで出てきた言葉をそのまま生かしました。施設の設備ではなく、暮らす方とご家族の視点から書かれたコピーです。

試行錯誤も、含めて

AIでチラシをつくると、一発で完璧にはなりません。写真を差し替えたり、言い回しを少し直したり、細かい調整が必ず入ります。

思うように直らないときは、思い切って新しいチャットを立ち上げて、はじめから頼み直すのがコツです。長く続けたやりとりよりも、整理した材料を渡して仕切り直したほうが、早くきれいに仕上がることが多いのです。

ノートパソコンを開いて、スクリーンの解説に耳を傾ける参加者の男性2名
それぞれのパソコンで、自分のチラシを調整していきます。

参加者の声

最後に、参加された方々から感想をいただきました。

教育機関の方

「なんでもできると思っていたけど、その前の設計が大事だと、あらためて思いました。こんなに細かく考えたことはなかったです。Canvaなどでもいろいろ作れそうなので、もっと広げていきたいです」

印刷会社の方

「微調整を何度やってもうまくいかなかったのが、新しいチャットで仕切り直したら仕上がって、こういう方法があるのかと思いました。一人だと、悩んで止まってしまう。人に見てもらいながら、わからないところを学べるのがいいですね。AIはこれからの仕事でもプライベートでも使っていくので、また勉強会があれば参加したいです」

参加者の方

「自分の強みは、聞いてもらって初めて言葉になりました。一人で考えていたときは『特にない』と思っていたのに、質問されると、次々と出てきて驚きました。チラシだけでなく、ほかの場面でも使える材料が手に入った気がします」

三者三様の感想でしたが、どれも「AIの使い方」というより、その手前の設計と、人に聞いてもらう価値に触れたものでした。AIが使えるようになった今だからこそ、そこが差になるのだと、あらためて感じています。

このワークショップで持ち帰れるもの

こんな方におすすめです

とくに、コーチ・カウンセラー・講師業など、「自分自身」が商品になる仕事の方には、強みの言葉づくりの時間が役に立つと感じています。

次回に向けて

今回の「強みを聞き合うワーク」は、思っていた以上に手応えがありました。次回以降も、この時間を軸にしていきます。

チラシに限らず、ホームページやLPでも同じです。強みが言葉になっていれば、AIはそれを形にしてくれます。その手前の「言葉にする部分」を、これからもワークショップでお手伝いしていきます。

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伊藤ゆきひろの写真

伊藤ゆきひろ|集客導線デザイナー

グラフィックデザイナー出身。広告・Web・マーケティングの実務22年。神田昌典氏に師事したセールスライティング認定ライター。「AIで作れる」時代に"稼げる"導線を設計する専門家として、個人事業主・中小企業の集客の仕組みづくりを支援しています。

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